カブトムシの仲間
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カブトムシ 甲虫目 カブトムシ亜目 コガネムシ科 カブトムシ亜科 カブトムシ属
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分布:本州・四国・九州・沖縄 / 時期:6〜8月 大きさ:♂30〜54mm(角除く), ♀30〜52mm, クワガタの体長は大アゴを入れるが、カブトムシは角を入れず頭の先からお尻先まで。 和名:兜虫 / 学名:Allomyrina dichotoma オスの頭,胸に大小2本のりっぱな角があるコガネムシの仲間、なのにコガネムシは人気がない(笑)。 足は丈夫な鍵爪を持ち強い力で木の幹にしがみつくことが出来る。 だから腕にとまらせるととっても痛い。特にメス! オスは、他のオスや他の虫のオスと始終小競り合いをしている。 オスは黒い個体と赤みがかった個体があり、後者は地方に寄っては「赤カブ」「弁慶」と呼ばれる。 メスは「マグソ」などと不名誉な名で呼ばれる地域もある。 土中(昆虫マット)に卵を産むため、比較的繁殖が楽に出来る。夜にクヌギなどの樹液に集まる。 オス,メス飼っていたら!また、メス1匹でも飼育前に交尾している場合も多い! 成虫が死んでも、ケース内のマットは9月下旬まで捨てないでください! 9月下旬以降、新聞紙等の上にマットを極力薄く(平たく)して見てください。 小さな幼虫がいるかも♪ 幼虫がいたらこちらをご覧ください! |
少年期はかなり捕まえて飼っている! |
オス Notes | オス | メス | 用意するもの | 飼い方 | えみりちゃんちの場合 |
とら丸 / FUJIFILM FinePixJ15 fd / 130624 / 山梨県 八ヶ岳ロイヤルホテル 赤カブと言われる個体 |
メス Notes | オス | メス | 用意するもの | 飼い方 | えみりちゃんちの場合 |
とら丸 / FUJIFILM FinePixJ15 fd / 130624 / 山梨県 八ヶ岳ロイヤルホテル |
カブトムシ飼育で用意するもの
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飼育ケース
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ただ飼育するならば小さめでも可ですが、出来ればマットを深さ10cm以上入れて、
10cm以上の空間が出来るものが好ましい! ・大きめの飼育ケース:W37×D22×H24cm程度以上のものやフタ付き深めのコンテナBOX どちらもホームセンターなどで購入出来ます。 また産卵する場合が多いので、成虫を移動させる予備ケースがあると良いでしょう。 飼育数が少ない場合は、採取用の小さめのケースをそのまま使用も可 |
マット(土)
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園芸用の殺菌済みの腐葉土(長い目で見ると安価)で可。落ち葉100%がベスト!
ただし小さな幼虫は、大きなつぶのマットを食べる事が出来ません。 フルイなどで大きなつぶを取り除いたりしてマットを作りましょう! 市販の昆虫マットとして売られているのは、クワガタ用が多く 成虫には大丈夫ですが、カブトムシの幼虫には適しません。 また、発酵が終わってないものは二酸化炭素が発生し幼虫に有害です。 専門店で幼虫用のお得なものも販売しているそうです。←えみりちゃんママ情報 |
仕切りシート
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飼育ケースでも、フタの網部分に止まると足を折ってしまう事がある。
ケース部とフタ部の間にはさむ。外側の余った部分は切った方が見た目がいいね♪ これをすると、マットの乾燥も防いでくれ1石2鳥だ! 市販のものは経済的に高くつくので、 通気性の良いキッチンペーパでも代用出来るが100円ショップにもあるらしい。 |
餌
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ホームセンター等でも販売されている!市販の昆虫ゼリーやバナナがお勧めです!
スイカやメロンなど水分の多いものはお腹をこわすのでNG! |
餌台の木
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ホームセンター等でも販売されている!
餌台を自分で用意する場合は、クヌギ,ナラなどのブナ科、サクラなどのバラ科 ヤナギなどのヤナギ科、等々の広葉樹。広葉樹でも虫が嫌いな木があるので注意! 針葉樹は好ましく無い場合が多い。 穴を空ける際には最新の注意が必要!乾燥材は新材よりはるかに堅くなっている! |
止り木,枯れ葉
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隠れたり、起き上がる時につかまったり(絶対必要と言う訳では無い)。
マットが敷いてある場合も絶対に必要ではないが、登るところがあると良い。 これも「餌台の木」と同様の種の木や葉が好ましい。 |
霧吹き
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マットが乾燥しすぎたら使う。
カブトムシは多少乾燥しても大丈夫なので、仕切りシートなどを使っているとほとんど必要無し! 絶対やりすぎない様に!やり過ぎは不衛生の元になる。 |
置く場所
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室内が理想だが、ベランダや外でも涼しい場所でアリなどが入って来ない場所。
直射日光が当る場所は絶対厳禁 ! ! 40℃以上になる場所も絶対厳禁 ! ! |
カブトムシの飼い方
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飼育数
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1ケースに、オス1匹,メス2匹が好ましく、オスが2匹以上は不可!
自然界は殺し合うほど戦わないが、狭いケースの中では殺し合ってしまうので危険! 大きなケースならば“えさ場を複数”“隠れる場所がある”などの条件が揃えば可能 |
餌やり
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餌やり時間は、夜に活動する事が多いので夕方が良い! 入れるときは入れ物から出して餌だけを入れる。 入れ物ごと入れると、オスは途中から食べる事が出来ない。 中身だけ入れる事により、汁が木にしみて木から吸う事も出来る。 また、餌をマットの上に置くとひっくり返ったりして不衛生になる。 |
産卵したら
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オス,メスで飼っている場合、必ずと言っていいほど卵を産みます。 また、メス1匹でも飼育前に交尾している場合も多い! 成虫を別なケースに移してください。そしてそのまま 引っ掻き回すと孵化率が下がります。掘り返すのもしない様にしてください! |
成虫が死んだら
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庭や公園の土の中に埋めてあげてください。 ただし、ケース内のマットは捨てないでそのままにしてください。 上記載であるように必ずと言っていいほど卵を産みます。 9月下旬までそのままにしておきましょう! そのままにして置いたケース内のマットを、新聞紙の上に広げてみよう! もしかしたら小さな幼虫がいるかも♪ またそれ以前に、ケース側面に動いているのが見える場合もあります! |
幼虫が居たら
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新しいマットと交換してください! 幼虫はマットが隠れ家であり、餌そのものです。 ただし小さな幼虫は、大きなつぶのマットを食べる事が出来ません。 市販の昆虫マットとして売られているのは、クワガタ用が多く 成虫には大丈夫ですが、カブトムシの幼虫には適しません。 また、発酵が終わってないものは二酸化炭素が発生し幼虫に有害です。 専門店で幼虫用のお得なものも販売しているそうです。←えみりちゃんママ情報 W37×D22×H24cmの飼育ケースの場合、 20cmくらいマットを入れて、2〜4匹程度と考えて下さい。 たくさん幼虫が居たら「衣装ケース」などが良い!20匹くらいまで大丈夫です! 万一、幼虫がマットの上に出て来てしまったら、 二酸化炭素の発生/マットが少ない/フンが溜まった/などが考えられますので、 マットを入れ替えましょう! |
幼虫の飼育
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マットそのものが餌です。マットを足したり交換したりすれば大丈夫! 11月入るまでは餌を食べるので、マットを足したり交換したりしましょう。 11月入って3月上旬までは冬眠しています。マット交換はまったく必要ありません。 3月上旬(啓蟄の日くらい)から動き始めます。この頃からも餌をたくさん食べます。 大きな成虫にしたい場合はマメに、マットを足したり交換したりしましょう。 |
孵化の用意
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5月中旬〜下旬、縦長のケースに移しましょう。サナギになる支度がはじまります。 1匹1ケースにするには、菌糸ビンを使わなくても2リットルのペットボトルで作ると安上がり♪ マットは20cm以上の深さにしてください。 最初の10cmは手で押し固め、上10cmは普通に入れます。上に3cm以上の隙間があれば良いでしょう! ↑これ重要!えみりちゃんママ情報 サナギになる為の部屋を作ります。これを蛹室(ようしつ)と言います。 蛹室(ようしつ)を作ったとき、崩れにくい様にする為です。 上部はサナギから成虫になったときの為に、隙間を3cmほど残しておきましょう! 大きなケースで深さがある場合は、1匹づつにしなくても大丈夫かも♪ えみりちゃんちでは、2011年のカブトムシが卵を産み、幼虫を飼育しました。 えみりちゃんちでは、1ケース6匹飼育ですべてがサナギになり羽化したそうです。 “えみりちゃんちのカブトムシ”として別に記載しました。 |
羽化
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蛹室(ようしつ)を作った幼虫は、約1ヶ月ほどその部屋で、飲まず食わずで過ごします。 そして日を選んで、羽化します。 満月の日に多いとか、色々言われていますが、まだ確かな事は判っていません。 |
えみりちゃんちのカブトムシ(飼育例)
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飼育ケース
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W37×D22×H24cmを数個、リビングで飼育。
サナギ用の菌糸ビンなどを使っていなかった! |
8月中旬
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10cmくらいの深さだったマットを、メスが片方に寄せ深いところを作り、
メスはそれから3日後くらいに死んだ。たぶんそこに卵を産んだ様です。 |
9月下旬
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触らずそのままにしておいたら、幼虫が側面まで来て動いているのを確認。
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10〜11月
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フン掃除はマメに、月1〜2度のマット替えをした。
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12〜2月
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ほとんど何もせず。
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3〜4月
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フン掃除はマメに、マットが減るのでマメにマットを足し、月1〜2度のマット替え。
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5月
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マットの入れ替えの際、最初は手で押しながら10cmくらいまで入れ、
あと10cmを普通に入れた。すると2列の等間隔に蛹室(ようしつ)を作った (そっと持ち上げ下からのぞいたらしい)。 |
6月 | すべてのサナギが羽化をした。 が、同じケース内のオス同士がケンカをしてしまい、何匹かは死んだ。 |
これは“えみりちゃんママ”から聞いた話ですが、注目点は 1)マットの深さが少なめの時は、メスが深い場所を作る。 2)幼虫の1ケース多匹飼いでも、掃除,マット足し,マット替えなどをマメに行えば良い。 3)サナギになる時期も1ケース1匹でなく、1ケース多匹でも可と言う事。 欠点は、羽化後のオス同士のケンカ。羽化後すぐ別ケースにすれば可能と思われる! |
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